TSAとホノルル警察

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2016年7月。真夏のラスベガスを離れ、ホノルルへ飛行機で向かった。

何年ぶりかの飛行機の銃器輸送であるが、今回は軍用ライフルを4丁を含む11丁なので写真の様に、キャラバン並みの荷物となった。

米国人でも誤解している人が多いが米国国家安全保障省の運輸保安庁(TSA=Transportation Security Administration)のサイトを確認しても、銃器の輸送はルール内であれば今も自由に飛行機で運ぶことが出来る。弾薬に関しても、約5kgまで預けることが可能だ。

先日、フロリダでISに感化された人物による米国史上最大の乱射事件が起きた後なので、ラスベガスのマッキャラン空港にも、物々しい警備があった。特に厄介なのは、チェックインまでの列に並んでいる際に、銃を積むのを見て不安な乗客の質問が多いことだ。

面倒なので、「任務でハワイに戻るんだ。」と軍人のフリして毅然と言うと、「なるほど。」と言ってくれた。まあ、余計なことを言うよりは嘘も方便だ。

 ハワイアン・エアラインのカウンターで各ハード・ケースごとにオレンジ色の銃器持ち込み宣言書にサインをして、全てにTSA認可のロックを掛ければチェックイン終了だった。また自分に対する保安検査も通常通りだった。

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 ラスベガスから約6時間の夜行便で、翌日の早朝にハワイ到着である。受け取りゲートから銃のハードケースがゴロン、ゴロンと出てくるが、この時点でセキュティ・チェックは無く、銃は太平洋を無事越えたので一先ず安心だ。

次に厄介なのでは、ハワイ州の法律に基づいて、3日以内にホノルル警察署に出頭して、全ての銃の申請を行う必要があることだ。特にハワイではハンドガン購入に米国で最も厳格なルールがあり、ライセンス講習と銃の購入に2週間も掛かるからだ。

 自分の場合、州外で既にハンドガンを含む銃を取得・登録しており、ハワイでも銃の所持が即認められたが、それでも本土のATFフォーム4(フルオート・消音機登録)と同じ様に指紋と顔写真の撮影が必要であった。

「超凄い!みんな見てみろよ!これは何キャリバー(口径)だ?」

ホノルル警察の銃器担当のオフィサーは、自分の持ち込んだデザート・イーグル.50AEを他の担当者にも見せびらかした。

警察はの担当者は銃器登録書を渡しながら、冗談で「アイランド(ハワイ)には熊はいねえぞ。」と言うと、すかさず真面目に「食えなきゃマーリン(マグロ)でも撃つさ。」と答えると、署内はドッと沸いた。実際、そうならない様にしたいものだ。

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ホノルル警察署の様なノンビリりした雰囲気は、本土の警察には無かったので、同じ米国でも太平洋に浮かぶ島には異国情緒があった。事実、ニュースを見てもハワイの発砲事件の件数は本土に比べれば、皆無に等しく、実に観光客にも有り難い環境かも知れない。

実際、「アイランドで悪いことをしても何処に逃げるんだ?」がアウトローの定番ギャグらしい…。何となく納得してしまう話だ。

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