アロハ!ニューヨーク・タイムズ紙によると、アメリカは、今年3月に史上2番目の銃の販売記録があったことを発表しました。これは2013年の1月に起きた、サンディーフック小学校銃撃事件後に続く、2番目の売り上げで、2020年の3月だけで約190万丁が販売されたということです。
コロナの蔓延に伴い、政府の緊急事態宣言発令と自宅待機命令により、軒並みシャッターを下ろす町並みは、市民の恐怖を掻き立て、ウオーキング・デッドの世界を彷彿させます…。
実際、アメリカ人の多くは、ハリケーン・カトリ―ナ等、過去の暴動の記憶、街が秩序を失い、執行機関の機能を失ったら、自衛をしなければという危機管理で、連日銃砲店に向かう人が増えているようです。(法令には、銃砲店は、生活に必要なビジネスの一つとして、営業許可が出ています。)
しかし、4月下旬のハワイでも、ビジネス再開や、自由の獲得を訴える抗議活動があるくらいで、目立った事件も起こらず、殆どの市民は法令に従い、身を潜めて、自宅待機しているようで、秩序が整然と守られています。
これは、トランプ政権が敏速に法令を出している、義援金が功を奏しているのかもしれません。感染者数が伸びている中、数州では、ビジネス再開をする企業が出始め、多くの住民は、さながら、実験台を観察しているようにみえます。
この前代未曾有の大混乱は、日本で、トイレットペーパや、マスクの品切れを引き起こしたように、日米の大きな文化の違いを表していると言ってもいいでしょう。
歴代の銃器売り上げが多かった月
1位 2013年1月サンディー・フック小学校銃撃事件 200万丁
2位 2020年3月コロナウィルス アウトブレイク 190万丁
3位 2012年11月 前オバマ大統領(民主党)の再選後 110万丁
4位 2001年3月ニューヨーク同時多発テロ後 75万丁