さて、我々マーク・ワンの使用するレンジ(射撃場)は、ワイキキから東に車で20分の場所にある、ココヘッド・シューティング・コンプレックスである。昔は陸軍の射撃場として使用されていた場所で広々としていて1年中、涼しい海風が吹いて快適なレンジである。すぐ裏には美しいサンゴ礁で有名なハナウマ湾もある。
州の運営する公共射撃場であり、オアフ島で100ydを撃てる屋外レンジはここしかない。レンジには常に射撃の安全管理をするRSO(レンジマスター)が複数名駐在していて、常にレンジの安全を徹底管理している。
実際に、現場では厳格なルールやマナー守った射撃の知識が必要で、不慣れなシューターがルールを破ればRSOが飛んで来て注意を受ける場面をみることも多々ある。まるで私が20年前に働いていたカリフォルニア州のレンジに帰ってきた感覚である。
しかし、特に本土に比べてハワイのシューターのレベルは高くない。その大きな要因は米国の離島ということもあるが、弾や銃の値段が高く、優れた指導者や射撃環境に恵まれていないことが挙げられる。それでも、ハワイ市民達は思い思いのスタイルで射撃をエンジョイしている。
土日などは特にシューターが多く、待ち時間が長くなるので、出来れば米国の平日の参加をお勧めしたい。月曜と火曜日はレンジが休みなので、残念ながらツアーも催行出来ない。また、レンジに直接行っても、レンタル銃は無いので、その点もご了承頂きたい。